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作品紹介

一石仙人

日時:2007年11秋
場所:ボストン

主催:
科学とリベラルアートを統合する会
(Integration of Natural Sciences and Liberal Arts:INSLA)
後援:
ボストン日本人会
在ボストン日本総領事館
ジャパンソサエティー

ボストンの皆様、はるか故国からご挨拶を申し上げます。
「一石仙人」の原作者、多田富雄です。私の「一石仙人」が、この秋ボストンで上演されることになり、喜んでいます。皆様のご期待に沿うよう、出演者一同気を引き締めて研鑽しております。
能は600年の歴史を持つ、日本を代表する伝統演劇ですが、ともすると難しいといって敬遠されてしまいます。しかし、その洗練されて、あらゆる無駄をそぎ落とした演技は、真の日本の精神性を代表する、鮮烈な舞台芸術として、近年世界的にも注目されています。
私たちは、単に古典の繰り返しての上演でなく、現代の問題性を、能のアートを通して、舞台に展開した新作能を作りたいと思って活動して来ました。能の肉体表現には、現代人を感動させるアートが詰まっているからです。
私は、これまでにいくつかの新作能を作ってきました。「脳死と心臓移植」の問題を取り上げた「無明の井」は、ニューヨークタイムスで紹介され、1993年に、ニューヨークのジャパンソサイテーをはじめ、クリーブランド、ピッツバーグなどの、臓器移植のメッカを巡演し、好評を博しました。そのときニューヨーカーという雑誌は、私をドクター・ノーと紹介しました。ちょうど私が国際免疫学会会長を命じられたころでしたから、ドクター・ノーは、一躍、科学の世界でも、有名になりました。
その後、私は脳梗塞で半身不随になり、言葉もしゃべれなくなりました。そんな私を元気付けようと、私の作品「一石仙人」の公演の話が持ち上がりました。「一石仙人」はアインシュタインを主人公にした能です。はじめは横浜、そして東京、金沢、結城と公演を重ね、2005年には、アインシュタインの世紀の発見、相対性原理から100年を記念して、ユネスコによって制定された、世界物理年(World year of Physics)には日本委員会 の公式行事として取り上げられ、世界に向けて発信されました。
物理学では難解な相対論も、能の中では、感動的な美しい劇として表現されます。そのミステリアスな世界を、ぜひご堪能ください。 アインシュタインは、熱烈な平和主義者でもありました。この能でも原爆の悲劇を、二度と繰り返してはいけないと、平和のメッセージを伝えることも忘れてはいません。
何よりも、近代物理学が発見した、この宇宙の神秘と、そこに生きる人間の小さないとなみを、劇を見ながら感じていただけば幸いです。それらは魂を揺さぶるような大鼓と小鼓、太鼓と笛だけの能の音楽、自然から湧き出るような地謡のコーラス、枝葉を切り詰めたし手の演技によって表現されます。幸い今回は大倉正之助氏ほか、囃し方の名手が参加されますし、シテの清水寛治氏は、観世流の中堅です。言葉は候文ですが難しくはなく、禅の思想を盛り込んで、近代物理の難しい世界を体でわからせてくれるでしょう。お楽しみいただけると思います。

東京大学名誉教授・免疫学者・多田富雄

日時 会場 主催/共催 シテ方
2003/5/8(木) 横浜能楽堂 主催:横浜飛天双○能実行委員会
共催:飛天事務所/NPO法人 ケンタウロス
津村 禮次郎

日時 会場 主催/共催 シテ方
2003/11/7(金)
2003/11/8(土)
新木場スタジオコート 主催:横浜飛天双○能実行委員会
共催:飛天事務所/NPO法人 ケンタウロス
津村 禮次郎

日時 会場 主催/共催 シテ方
2003/11/23(木) 結城市民文化センター
アクロス大ホール
主催:(財)結城市文化/スポーツ振興事業団
共催:結城市/結城市教育委員会
     本場結城紬卸商組合
     茨城県本場結城紬織物協同組合
     本場結城紬検査共同組合
清水 寛二

日時 会場 主催/共催 シテ方
2004/10/29(日) 石川県立音楽堂
コンサートホール
主催:多田富雄の新作能を観る会
共催:北國新聞社・テレビ金沢・
     エフエム石川・ラジオかなざわ
     金沢ケーブルテレビネット
清水 寛二

日時 会場 主催/共催 シテ方
2005/7/4(月) 新宿文化センター 主催:一石仙人の会
共催:文部科学省/独立行政法人
     科学技術振興機構
清水 寛二

日時 会場 主催/共催 シテ方
2005/10/16(日) 船橋市民文化ホール 主催:船橋市民文化ホール 清水 寛二